パイプレス関連技術
KECでは様々な業種のバッチプラントの建設経験より、お客様の製造方法に合致したパイプレスプラントを提案する事が可能です。
一概に少量多品種生産のパイプレスプラントと言っても製造装置が移動するだけでは無く、原料投入装置や製品充填装置を移動させる事も可能であり、自動化のレベルも含めて様々な実現の方法が有ります。特にバッチサイズや洗浄の程度、製品の製造時間等が重要な要素となり、それらに応じて適切なプロセスの導入が必要となります。又複雑な製造処方に対しては「スケジューラー」の導入や事前の「シミュレーション」による確認が重要です。
今まで多くの種類のパイプレスプラントを提案、実現して来ましたがその中で特徴的な実施例をご紹介致します。
 
<STTS>(Suspension type Tank Transportation System)
本システムは日本製鋼所殿との共同開発品で、空中懸垂式のパイプレス化を実現する、独自の移動タンクシステムです。
空中懸垂式の移動槽システムは従来の床上走行式に比べて様々なメリットが有ります。
  • 下部空間が自由に使える(充填設備直上の槽に最短配管で自動接続するなど)
  • 床上走行式に比べコストを約20%削減可能
  • 床上走行式に比べ重心位置が低い事により高速搬送が可能
  • 移載装置と分離可能で、槽の系外取り出しが可能
<STTS>に限らずパイプレスプラントの実現には、移動タンク周辺の技術が大切なポイントです。原料の計量システム、自動接続バルブ、タンクの自動洗浄装置等の各種装置技術及び自動化の度合い、人員配置、設備構成、生産状況等を総合的にチェックする事が重要でシミュレーションシステムなどがサポートします。
 
 
移動式充填設備
固定式充填機にエアスケーターを取り付けることにより、人手で簡単に移動可能とした装置です。又充填ノズルは予備があり、簡単に使用後のノズルと切り替えが出来ます。この装置には以下のメリットが有ります。
  • 既設の固定槽の下に随時、充填機を移動できるようにしたことで配管削減と洗浄の手間を削減
  • 従来の移動式半自動装置に比べて自動化が可能であり、省力化が可能
  • 充填ノズル洗浄時間回避による稼働率UPが可能
 
 
チューブ式充填設備
従来小さい容器にしか対応出来なかったチューブ式充填機(チューブをクランプして充填制御する)を20L程度の容器に対応可能な様にしました。この装置には以下のメリットが有ります。
  • 充填ノズル式に比べて、ホース交換で次の充填が可能で稼働率が高い
  • 充填ノズル洗浄に比べて洗浄が簡単(ホースの洗浄のみ)
 
 
1点集中型多原料計量設備
原料の配膳、計量は手間のかかる仕事のひとつですが、1ヶ所で20種以上の原料を一度に計量出来るこの装置の場合は、計量作業が非常に簡単になります。この装置には以下のメリットがあります。
  • クリーンな雰囲気内での無人計量が可能
  • 上位システムと連携して計量、投入を自動化
  • 誤投入防止
  • 計量、投入の時間短縮が可能となります
 
 

 
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